ジモティーで大きく利益を得ようとは思っていなくて、手渡しにして少しでもお得に、我が家の不用品がゴミにならずに第二の人生を歩めるようにと思って参加しています。
見ず知らずのどなたかのおかげで我が家で暮らしてきた物たちがまた命を繋げるなんてありがたいと思って参加しています。
今回はパソコンのプリンターです。
パソコンは処分してしまって持っておらず、年賀状に使う程度だったので年数の割にキレイでしたがなにせ古いのでビックサイズでした。
たしかこんな感じのプリンターで、もしかしたらもっと大きかったかもしれません。
こんな大きな物が狭い我が家にあっただなんて。。
と、いうことでジモティーでお譲りすることにしました。
1000円もらうほどの価値はなさそうだし無料でいいかなと思い、無料で出しました。
男性から欲しいと連絡が来て、箱などないので大きなビニール袋に入れる程度になると伝えると
「人に中身を見られるのは恥ずかしいな」
などとのらりくらりと会話が噛み合わず、途中で会話が途切れました。
他の人に譲ればいいやと思っていたら、2週間後くらいに
「まだあります〜?」
と、また連絡が。。
その後も噛み合わない会話が交わされ、この人に譲るのが嫌だと思いました。
取引をやめたいと言ってアッサリ終わるのか分からず、どうしようかなと思っていましたが、当時読んでいた小説の真似をすることにしました。
短編集の中の1つの話で、お水の世界のお話でした。
お店のママが新人ホステスさんに
「お客様から誘われたりして断りたい時はただNOと言うよりも、『ママがこう言っていたのでゴメンナサイ』と人のせいにするのがいいのよ」
という様な内容でした。
最終的に色々ママのせいにしてママをお店から追い出して乗っ取る的なサスペンスだったのですが、この手で行こう!と思いました。
さっそくやりとりしているのらりくらり男に
「私はお譲りするつもりでいたのですが、夫と息子が貴方様に激怒してまして。。」
このメール1本でピタッと連絡が来なくなりました。
1対1でやり取りしているつもりが、背後に人がいたのかと驚いたのでしょう。
実際本当は1対1でしたけど。
結局プリンターをもらってくれる人を再募集して、年配の女性が引き取りに来てくれました。
車でご家族もいたそうで、重くても大丈夫と帰って行かれました。
自宅に着いて試しに印刷をしたみたいで
「カラーコピーもできてナイスです!!」
とのご連絡(笑)
昭和な雰囲気を出しているとよく言われる私と気が合いそうなオバサマだわ!
無理してあの変な男に譲らなくて良かったと心から思いました。
お譲りしてから結構経ちますが、今でも活躍してくれているといいなと思います。