スーパーモデル、雑誌モデル、読者モデルにカットモデル。
私はカットモデルをしています。
一瞬「おぉ!」と思われた方もいるかもしれませんが、美容師デビューする前の練習台ですね。
20年以上前に友人が美容師を目指していて、当時はインターネットでカットモデルの募集などできる時代でもなく、街で声を掛けて人を集めるのが主流だったようです。
人が集まらないのでよく呼ばれて行っていました。
友人を連れて来てと言われて連れて行ったりもしました。
美容室の閉店後に切るのは当然として、友人のお店はエアコンも閉店後に切ってしまうので真夏にドライヤーをエアコンなしでかけられるのは拷問でしたが我慢我慢でした。
友人が一人立ちしてからは近所で切っていたのですが、お気に入りの美容師さんがメイクアップアーティストになってしまうということで美容室が決まらず、どこに行っても気に入らず困っていました。
今回久々にカットモデルで髪を切ろうと思ったのが数年前ですが、その前に2年くらい通っていた美容室でのこと。
全く私の顔を覚えようともせず、3センチ切ってと言ったのに5ミリくらいで「言われたとおりに切りましたけど!」と怒鳴られて諦めて帰って来ました。
どうやら経営が苦しいようで、次の来店を早める為だったのではないかと思います。
レジにお金がないと電話で話しているのが聞こえたこともあったので、学んだ腕を振るえないのは気の毒なのかもしれませんが、お金を払う客である私に怒鳴るとは…。
その場で髪がビシャビシャのまま帰ってくれば良かったと今でも後悔しています。
結局この時の髪型は我慢に我慢を重ねて3週間で限界でした。
月に2回もお金を払って髪を切るなんて…と思った所でカットモデルを思い出しました。
行ってみてハマりました。
無料だからではなく、懸命に学ぼうとしている若い美容師さんに胸が熱くなってしまったのです。
すっかり仕事にも生活にも慣れてしまった私に久々の新鮮な風が吹きました。
時間はかかるけどこれは楽しいと。
順不同になりますが、覚えている限りお店の名前も出してカットモデル日記を書いていきたいです。